2025/03/04 お知らせ
3月 ボタニカルアート(ジンチョウゲ)
今月のボタニカルアートは、ジンチョウゲです。
ジンチョウゲ(沈丁花)はジンチョウゲ科に属する常緑の低木で半日陰地によく育ちます。
春一番に開花する植物の一つで芳香を放ちます。ジンチョウゲは室町時代に中国から導入されたと言われています。
花は端香花と呼ばれダフネチン、ダフネチンの配糖体であるダフニン、また、ウンベリフェロン(クマリン類)
やダフネトキシン(ジテルペン)等を含んでいます。
端香花は喉の腫れや痛み、歯の痛み、リュウマチの痛み等に用いられます。
また、ダフニンは血液凝固阻害作用や尿酸値を低下させます。最近ジンチョウゲの抗HIV活性が認められ研究が進行しています。
本画はパキソンにより1700年代末に描かれました。