2025/09/30 お知らせ
10月 ボタニカルアート(ニチニチソウ)
今月のボタニカルアートは、ニチニチソウです。
キョウチクトウ科に属する西インド原産の多年草のニチニチソウです。
但し日本では1年草です。
ジャワ島やマダカスカル島で抗がん剤生産のため大規模栽培が行われています。
学名はCatharanthus roseusとなっており、属名はkatharos(純粋な)+anthus(花)を意味し、
種名roseusはバラ色を意味しています。
花はピンク色が多いですが、白色、赤色等もみられます。
ニチニチソウにはインドールアルカロイドの2量体で、非常に複雑な構造を持つ
ビンクリスチン、ビンブラスチンを含んでいます。
両アルカロイドは細胞分裂を阻害することによる抗がん剤として
悪性リンパ腫等に用いられています。
カーテイスによるボタニカル・マガジンが1787年発刊が始まり現在も続いていますが、
本画はカーチスによる1793年の作品です。