2026/02/16 お知らせ
2月 ボタニカルアート(クチナシ)
今月のボタニカルアートは、クチナシです。
下の段にクチナシの仲間が描かれていますのでクチナシについて見てゆきましょう。
クチナシはアカネ科に属する低木です。学名はGardenia jasminoidesで、 Gardeniaはアメリカの植物学者A. Gardenに因み、
jasminoidesはジャスミン様の良い香りを意味しています。
Gardenia属植物は世界に250種程自生しており、その内数種が薬用とされています。
クチナシは日本では東海地方以西、四国、九州、沖縄に自生しています。
クチナシの果実は山梔子と呼ばれ『神農本草経』にも掲載され歴代の医学書にも紹介されている重要な生薬の一つで、
利尿作用、鎮静作用、解熱作用、抗炎症作用等を持ち、茵蔯蒿湯、黄連解毒湯、柴胡清肺湯等の漢方処方に配合されます。
ゲニピンとゲニポシド等のイリドイド配糖体類、サフランの主成分であるクロシン等を含んでいます。
医薬と共に色素としての利用も多く、青色色素は有名ですが赤色色素も日本で開発され世界で広く利用されています。
本画はペターマンによる1857年の作です。