2026/03/06 お知らせ
3月 ボタニカルアート(オウシュウサイシン)
今月のボタニカルアートは「オウシュウサイシン」です。

学名がAsarum europaeumと読み取れますので、ウマノスズクサ科カンアオイ属のオウシュウサイシンです。
ヨーロッパ、中央アジア、シベリア等広い地域に自生しています。
本画では茎が立ち上がっているように描かれていますが、実際には匍匐状となっています。
日本にも葉の形は若干違っていますが、よく似たウスバサイシンが自生しています。
細辛(根)は冷えを治し咳をとめ、痛みを止める働きがありますので、欧州細辛も同様な目的で使われてきたようです。
カンアオイやウマノスズクサの仲間は薬草と言うよりも毒草として注目を浴びています。
アリストロキア酸と言う成分が腎不全を引き起こし、最悪の場合腎がんに至る程の毒性を持っています。
中国では関木通(マンシュウウマノスズクサ)、馬兜鈴(ウマノスズクサ)、広防已(Aristolochia fangchi)等、
アリストロキア酸を含む生薬が使われていまして、それらがやせ薬に配合されていました。
詳しくは「薬害を引き起こした薬草」を参照下さい。
作者、年代とも不詳です。