2024/05/07 お知らせ
5月 ボタニカルアート(シャクヤク)
新緑が鮮やかに輝く季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新しいことに挑戦したくなるこの季節、JFPPAでは正山代表理事のコレクションのボタニカルアートで、薬用植物のご紹介を始めました。
今月のボタニカルアートは「シャクヤク」です。
こちらの作品は、ボタン科に属し、葉が細く切れ込んでいることから学名がtenuifolia(細い葉の)となっているホソバシャクヤクです。
ロシア南部やヨーロッパ東南部に自生しています。
日本で栽培されている近縁種のシャクヤクは「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」との例え通り、美人を形容する美しい花を5月頃開きます。
シャクヤクの根は痛みを取り除いたり筋肉を和らげる作用があり、葛根湯や芍薬甘草湯等の漢方薬に配合される重要な生薬の一つです。
本画はSweetにより1820年代に描かれたものです。