2026/05/11 お知らせ
5月ボタニカルアート(ナス科植物)
今月のボタニカルアートは、ナス科植物です。

本画には、ナス科植物が描かれています。
上段の左はセイヨウハシリドコロです。
中央はタバコの一種で、右はベラドンナと見受けられます。
下段の左はダツラで右も学名は異なっているもののダツラの一種に組み込まれています。
日本に自生しているハシリドコロについて見ますと、根をロートコン(莨菪根)と称し、
そのエキスがロートエキスで日本薬局方にも収載される医薬品となっています。
抗コリン作用による鎮痙・鎮痛作用が強く、また胃酸を抑える効果を持っていますので、
痛みや痙攣を伴う胃炎や十二指腸潰瘍等に用いられます。
含有成分としてはトロパンアルカロイドと呼ばれるアトロピンやスコポラミンを含んでいます。
作用が強いだけに、上記成分の副作用も排尿障害、口のかわき、便秘、かすみ目等広く、
また前立腺肥大、緑内障や心臓疾患等種々の疾病に対して禁忌となっています。
Petermannにより著されたDas Pflanzenreich(1857年)の中で薬用植物も多種描かれています。